« 特定社労士の実践育成 | メイン | 不適格な代理人 »

特定社労士試験

特定社労士の試験は以下のような流れです。

1、専門家の責任と倫理(講義3時間、グループ研修9時間、ゼミ5時間)
2、法体系の中での労働関係法の制度と理論(講義22時間)
3、法制の専門知識(講義5時間、グループ研修9時間、ゼミ5時間)
4、紛争解決の実務(グループ研修9時間、ゼミ5時間)

グループ研修はどう円滑に進めるのかというところでまだ問題があるようですが、講義とゼミは憲法、民法、労使関係法、労働契約法、労働条件法、個別労働関係紛争解決制度など、一連の法令を講義するものです。

以下、個別にどういうことを学べば良いかというと、

1、専門家の責任と倫理 : 特定社労士には代理権がどのような形で認められているかの権限についての学習です。権限と倫理はワンセットで、職業倫理規範の問題です。

2、法体系の中での労働関係法の制度と理論 : 憲法と関連法律の制度・理論の知識を学びますが、知識として知っているだけでなく、応用レベルまでの記述が求められます。

3、法制の専門知識 : 基本的な法的知識から「物事の考え方」までを習得します。ケースメソッドによる授業もありますが、試験の水準に達するには、自前で学習し、訓練することが必要です。

4、紛争解決の実務 : 具体的な主張・陳述や資料の提示の手続方法を学び、それを実際の相談業務に取り入れ、あっせん解決のノウハウとしての内容を評価されます。