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リタイヤメントセミナー第二回

1回目に続く、2回目の”老後”セミナーです。1回目は年金や投資信託など、おカネの話だったのですが、今度は学ぶ、旅行する、ボランティアや田舎暮らし、さらにはお墓の買い方に至るまでの「ソフト」な老後の実態をお話しました。

ウチの会長から送られた本も含めて”老後”の本をズラリと並べ、その都度本を取り上げて事例をお話し、また黒板にホワイトボードに連続的に板書しながらの講師にとっては”活動的”セミナーでした。

言うまでもなく”老後”は時間もカネもあり、かけがいのない60代、70代なのですが、その過ごし方となると発想をガラリと変える必要があるのです。

しかし”老後”をまだ過ごしたことのない若造の身でできることは…

本の内容に基づく事例を山ほど挙げる必要がありますね。そうなると質より量です。質を追求しても生活の構築には、経験豊富な年配者には勝てません。従って1つでも多く情報と気付きを提供するコトが重要です。

受講者の方の中には「この本のうちお父さんから送られたものはどれですか?」とお尋ねになる方も居られました。やっぱりリタイヤメントのコトは既にやった経験者に尋ねるのが一番良いのです。銀行や証券会社の営業マンへの不信感を言う方もいらっしゃいました。

そもそもこういうソフトな、しかし範囲の広すぎることを何らかの理屈で語ろうとすること自体、無理があるのかも知れません。そういう意味で、私と会長とで読んだ本を紹介したのは正解でした。本屋のヒトのようになりましたが、若造の言う理屈より然るべきヒトの書いた本のほうが説得力があるのです。

時間が多少余って、質問時間も余計に取れた前回と異なり、時間ギリギリで終わりました。それだけボリュームが多く、伝えるべき内容が濃かったということでしょう。新入社員研修や高校生などの若者と違い、行くべき道は多岐に渡るところが”老後”の最大の特徴ではないでしょうか。