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高年齢セミナーの講師を務めました!

100人規模の企業の高年齢賃金設計セミナー講師を務めさせていただきました。

高年齢関連の賃金設計とは、

1、何歳からはじめるか
2、どういう形態で雇うか
3、年金は?
4、お上の給付金は?
5、で、結局どう設計するの?

という項目を考えるところから始めます。大抵の会社が60歳定年なのでそこから始める会社が多いのですが、その準備段階として55歳から始めることも可能です。教育のための助成金も55歳から降ります。

そして何といっても強調したい点は、

「労使ともにハッピーでリスクが少ない点」にあります。

労働者側の心配点は、
○60過ぎると容赦なく切り捨てられ、再雇用の名の下賃金低下するのではないか。

使用者側の心配点は、
○定年を上げなければならないと、それだけ給料を能率の割に高く上げなければならないのではないか。

という感じでしょう。しかし高年齢賃金設計は賃金低下しても手取りは減らない、という夢のような制度設計が可能なのです。

それを可能にするのは年金とお上の給付金です。どうせ賃金をたくさんもらっても、年金がその分削られるので、それなら年金をもらった方がトクなのです。また雇用保険からの給付金でますます賃金の補填になります。

そんなこんなで2時間近く話させていただき、ホワイトボードとレジュメ、お役所から大量に頂いてきたパンフレットで縦横に説明することができました。参加予定になかった社長さんまで参加していただき、今後の展開が楽しみです。