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生涯現役コース

特定求職者雇用開発助成金 生涯現役コース

65歳以上の方の雇入れに対して助成される制度です。

★ どんな助成金か?

もとの「高年齢雇用開発助成金」です。70歳まで働け、さらには意欲と能力があればいつまでも働ける雇用環境の整備に向け、65歳以上の離職者の雇い入れに助成するもので、1年以上継続して雇用する場合に、事業主に対して助成されます。

★ いくらもらえる?

中小企業か、大企業かによって支給額や支給率が違います。

・ 週労働時間30時間以上→70万円(大企業60万円)
・ 週労働時間20時間以上30時間未満→50万円(大企業40万円)

これらの支給額は、雇用契約で定められた所定労働時間に満たない労働時間の場合、その分の平均を出して割引します。なお、賃金は「労働した分」について支払われた額となります。

★ 受給のポイント

どんなヒトが対象になるか?

・  雇入れ日現在の満年齢が65歳以上の人
・ ハローワーク又は有料・無料職業紹介事業者等の紹介により雇入れること
・  紹介日に雇用保険の被保険者でない人
(一週間の所定労働時間が20時間以上の労働者など、失業等の状態にない場合を含む)
・ 代表者の3親等以内の親族でないこと、雇入れ前、3か月を超える実習などの研修がないこと。

対象事業主は、ハローワーク等の紹介により、1年以上継続して雇用する労働者(雇用保険の高年齢被保険者)として雇い入れる事業主。

離職率の算定( 就労継続支援A型事業所)

新たに雇い入れるこの助成金の対象労働者の雇入れ日の前後6か月間に、以下のいずれかに該当する過去に雇用した対象労働者が5人以上いる事業主

・雇入れ日の翌日から起算して1年を経過する日
・助成対象期間の末日の翌日から起算して1年を経過する日
(ただし、助成対象期間が3年の場合は、助成対象期間の末日の翌日)

で、それぞれについて、その対象労働者が区分に該当する日までの間に離職した割合が50%を超える場合は、新たに雇い入れる対象労働者について、助成金を受けることができません。0になります。

この助成金は、ハローワークや、職業紹介事業者等を通じて雇った方が対象となります。その後、対象者を雇い入れ、支給申請を行います。申請用紙は特定就職困難者コースと共通しており、しくみも似ています。