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特定社労士「集合研修」

特定社労士の集合研修です。教室でみんなでビデオを見るのです。

東京の会場は、コンパニオンの発進基地になるような場所ですが、渋谷の狭いペンシルビルです。そこに数百人の「先生」がたが押しかけることになりました。

コンパニオン控え室から出てくるコンパニオンも、湧いて出たオヤジの大群に顔をしかめています。何階にも分けた教室で講義が始まりました。午前3時間午後3時間、昼休み以外は休憩なし、構内飲食厳禁の過酷な研修です。

午前中は倫理です。社労士法22条(業務禁止事件)を中心に、弁護士の先生が親ができないボウズを諭すように「アレはダメコレはダメ」と教えます。結論は要するに倫理とは「社労士は弁護士の領域に入るな」ということでしょうか?

ホントはそういうことではないのです。「みんなに喜ばれる社労士」から「労使どちらかから恨まれる社労士」への心構えというべきでしょうか。

50分の昼食は、もう階段などラッシュアワーです。近くの松屋、吉野家も先生方で押すな押すなの満杯で、大遠征してきました。戻るのもまた一苦労でした。午後は憲法です。

さすがにこちらは法律講座で、大学の先生が講師です。新しい発見が結構ありました。例えば、

○日本国憲法成立は「革命」である!
○外国人でも政治を批判したらやっぱりマズイよ。
○人権保障は個人間より大組織との間が問題。

いろいろありましたが、特に社労士のためにセレクトされたものは、「自分で決めなさいよやりなさいよ」という自己責任を前提とした法律が多い感じがしました。他の表現の自由、経済的自由など「学生時代にこれだけコンパクトにやってくれれば」と思うほど分かり易かったです。

講義は字の羅列を忠実になぞり、解説していく感じです。根気が要りますし、休憩がないと、エコノミークラス症候群になりかねないような感じです。しかし先生方は3時間もの間みんなあまり立ちません。真剣なのですね。