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「キバン」助成金の改正

「キバン」助成金は、毎年大幅な改正はありませんが、ちょっとした改正はしばしばありました。平成19年度も書類の形式が変わりました。要は「ムカシの書類形式で出すと無駄足になるよ」ということです。箇条書きにすると、

1、「男女雇用機会均等」の文言を入れることになった
2、「家庭生活両立」の文言を入れることになった
3、「青少年の動向」についてあれば書くことになった

手続自体は今までどおりやっていればどうってことはないのですが、この助成金の申請の第1段階、「改善計画の申請」は内容は決まり文句です。ここに男女雇用機会均等や家庭生活両立について入れないと、ムカシのマニュアルでは「通用しなくなった」ということです。

この改善計画の申請は「何々をやります!」という宣言書みたいなモノです。だからその「何々」は専門家にとっては何を盛り込むか決まっているのですが、その盛り込むものに「さらにてんこ盛りにしろ」というものが加わるのです。

3の「青少年の動向」などは、書類に1欄を設けるということのみで、別に青少年を雇うということでなければ書かなくても良いのですが、空白でも欄を設けないと「古い書式だから却下!」てなコトになりかねないのです。

”助成金専門家”ならともかく、普通に稼いでいる社長さんにははなはだ非合理に写る光景です。しかし国の政策は現実を変えるというところでなく、まずは書類の体裁から入ることが多いのです。

ある意味悲しいことですが、書類に「男女均等」などとお題目を書くところから始まるというのが、国家とか組織とか「民主主義」の悲しい一面ではあるのです。そういう合理性から行くとバカバカしいところをクリアするために、専門家を活用しましょう!