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パートタイム助成金改正の断面

21世紀職業財団にかつてパートタイム助成金というものがありました。

この助成金が大幅に改正になったことがありました。
改正前は、
改善計画作成15~20万円 プラス
改善計画実施1,400~12,400円×人数 
例外的に12~15万円の一括払い
と言った感じでしたが、

改正後は、
正社員と共通の処遇制度の導入: 50万円
パートタイマーの能力・職務に応じた処遇制度の導入: 30万円
正社員への転換制度の導入: 30万円
短時間正社員制度の導入: 30万円
教育・訓練の実施: 30万円
健康診断・通勤に関する便宜供与の実施: 30万円

チマチマとした計算に音を上げるようになったのでしょうが、変わったのはその給付対象です。

改正前の給付対象は、
雇い入れ時検診、定期健診の実施、人間ドックの実施、生活習慣病予防検診、講習の実施、保険・共済の実施、通勤便宜供与、キャリアアップ制度の整備

でした。しかしこれが、全般に「制度の実施」になったところが大きく変わりました。つまり、以前は、

パートタイマーのために何かすればあげるよ、と言うものだったのですが、

今回は、制度を紙で作っただけではダメよ。また実行したと言うだけでもダメよ。制度にしてまた実行したら大金あげるよ。という風になったのです。

法改正の助成金ですが、これは大幅な改正で、新規に作った助成金と変わらない予算が付いたものと思われます。こういうところは係員もヤル気ですので、ぜひ利用を検討されてはいかがでしょうか。