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「近代中小企業」パートタイム助成金

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近代中小企業 2006年8月号
採用・教育・管理にはちょっと遠いと考えられたのか、特集誌とは別の本誌に掲載されました。40~41ページです。

社労士事務所として独立してからは初めての雑誌掲載です。改めて活字になった、きちんとした雑誌に掲載されたのを見ると感慨深いですねえ。

この助成金の一番の狙いは、何といっても、「正社員という身分」「パートタイマーという身分」の固定化の打破にあります。正社員と同じ人事制度を導入したり、良いパートさんは正社員に昇格したりという制度の助成は当然のようにあります。

しかしこの助成金はそれだけではない助成もあります。

正社員の方が育児・介護などで一時的にパートさんになる場合や、同じ正社員でも、短時間勤務を希望した場合でも、助成金が出ます。固定した身分としてのパートさんから、生活スタイルに合わせたパートさんの処遇を促すための助成金です。

またその運用も変わりました。これまでは、単価数千円×人数という計算方法だったのが、制度を作って対象者が一人でも出ると50~30万の給付という分かり易い制度に改められました。

どういう人事制度を導入するのか、どう就業規則に規程すればよいのかというひな形も現在役所から出ています。パートタイマーが、楽できる身分という意味だけでなく、ステップアップのための夢のある一段階というイメージになってくれれば、この助成金も持って瞑すべしでしょう。