« ポイント制退職金と役職者加算付退職金の違い | メイン | 中小企業退職金共済制度はいつから、どの額で掛けるか? »

就業規則の改定(ビジョンと人物像)

○組織の方向性:短く、分かり易いスローガンで組織のビジョンを導きます。

① 規則の変更
就業規則の総則や服務の基本のところです。普通は「当たり前」のことしか記されていません。例えば、「与えよう!物でも心でも!」「お客様の笑顔を第一とする」といった分かり易い会社オリジナルの、短いスローガンを盛り込む必要があります。これは一連の組織の「骨格」というべきものです。

② 具体的な行動
スローガンを社長さんがお決めになっても構いませんし、従業員から公募しても構いません。必要なのは全員がそれを知っていて、理解しているということです。この場合、周知させる会合を全員参加で開きましょう。

○求める人物像:具体的に「良い行為」から、見本となる人物像を導きます。

① 規則の変更
服務心得のことです。例えば、「心を開く」「細やかなところまで気を配る」がどういうことか、具体的に盛り込むよう改正する必要があります。例えば朝「おはようございます!」とあいさつをするということなどです。また、禁止行為も、具体的にどういうことか、拾い上げる必要があります。
また人事の章では、新入社員の試用期間にどう教育するかのプロセスを明らかにする必要があります。だれが教育に責任を持ち、いつまでにどこまでのレベルを要求するかの基準を作りましょう。そして、賃金規程に教育のためのインセンティブを定めましょう。

② 具体的な行動
社長以下全員出席で、どういう行為が気持ちよくて、どういう行為が良くないか、はっきりさせましょう。そして、スローガンと合致させながら、まとめましょう。そしてそれに基づいて、服務心得、禁止行為を規定しましょう。