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ポイント制退職金と役職者加算付退職金の違い

弊事務所お勧めの退職金制度は「役職者加算付退職金制度」です。中小企業に最も実用的な退職金制度と自負しております。ポイント制退職金制度と比べるとわかりやすいです。

① ポイント制退職金制度は職能資格制度を作らないといけないが、
モデル退職金表の設定ありきで、中途入社、退社の多い企業には向かない。
役職者加算付き勤務年数制度は職能資格制度がなくてもできる。

② ポイント制退職金制度に必要な職能資格制度は職能等級の在籍年数で管理するが、
役職者加算付き勤務年数制度は役職在籍年数で管理する。
「課長・部長をやって最初の10年は毎年10万ずつ増える」という具合。

③ ポイント制退職金制度は人事記録を残す必要があるが、
役職者加算付き勤務年数制度は人事記録が不要。

役職は経営者のさじ加減で、また勤務年数は経営者の目の届くところで
それだけ頑張ってくれたということで、根本的な違いは労使ともに分かりやすい、ということです。