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インフォーマル・コミケ活性化案

インフォーマル・コミュニケーションとは、会社内での何気ない交流のことです。以前なら「おい一杯飲もうぜ」の飲みニケーションが当たり前でした。しかし「プライベートを大事にする」の号令下、会社内の交流は絶滅寸前になっている会社もあります。そんな中で、社内の風通しを良くするにはどうしたらよいか考えてみました。

1、飲みニケーション予算を与える
「飲みニケーション」が少なくなった理由としては、上記のような理由の他に、上司本人の懐が寂しくなったことも挙げられます。そこで役職手当の一部を付き1万円くらいで良いですから、「飲みニケーション予算」として付けるのです。しかも、事後申請として、領収書を提出させ、用途を徹底するようにすれば良いでしょう。

まだあります。

2、社員旅行の復活
外資系やベンチャー企業では復活している例が多いのです。ドライな職場では加湿器のような効果があるのです。

ただここで注意したいのは、上司の独演会になってはならないということです。暴言やセクハラなどもっての外です。むしろ、上司はホスト・ホステス役になって、部下の悩みや不満を聞くのに徹するべきです。

3、マネジメント・バイ・ウォーキング・アラウンド
「歩き回る経営」という意味です。現場に頻繁に足を運び、従業員をつかまえて話を聞いたり、社員食堂で社員の雑談に参加したりするというスタイルです。

これほどでなくても、「最近忙しい?」「今何をしているの?」と問いかけるだけでも安心感を部下に与え、信頼関係の基礎になります。

ここで分かるのは、今までダサいと思われたようなことが、若者にも意外に見直されているということです。昔の良かった「日本的なもの」を、女性への配慮や、マネジメントというドライな観点も加えて組織のモチベーションを上げるような社風を作ると良いと思います。