« あなたの悪妻度チェック! | メイン | ネットワークでどう振舞うか? »

リード・マネジメントとボス・マネジメント

リード・マネジメントとは、選択理論に基づく、新しいマネジメント。ボス・マネジメントは旧来のマネジメントです。要は、部下を導くか、頭ごなしに言うかという違いです。

例えば、
○仕事の方法
リ…会社の成功を目指して正直な話し合いを従業員にしてもらう。
ボ…ボスが仕事を決定し、従業員はそれに合わせる。
○仕事の覚え方
リ…模範を示し、改善に従業員の意見を聞く。
ボ…仕事のやり方を話すが、見せない。改善に意見は聞かない。
○仕事のチェック
リ…従業員は自らチェックする責任がある。
ボ…ボスが検査する。

リード・マネジメントは良好な人間関係を築くところから始めるところが特徴です。こんなマネジメントなら、すぐにリード・マネジメントが流行りそうじゃないか、と思いそうですが、そうは問屋が卸さないようです。

ボス・マネジメントはそれなりの威力があり、一時的には効果を発揮するものです。しかし長い目で見ると、人を抑圧したり抑圧されたりするものですから、反感や憎しみを増長させ、しかし利口な人はそれを表面に出さないので始末が悪いのです。

これに対し、リード・マネジメントはそれぞれが問題を認識し、その解決策も自発的に模索するよう導くものです。モチベーションが向上し、自身や責任、誇りまで持つことができます。さらには強いリーダーの存在さえあれば、競争優位の理想的な仕組みの構築も可能です。