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組織はどこまで複雑か?

組織デザインとは、現在は変化に適応し、成長し続ける柔軟なものを作る必要があります。決めなければならないことは3つあります。

1、どのくらい複雑な組織か?
2、仕事を決まったやり方でするように作り込めるか?
3、分権化のやり方はどうするか?

2は公式化ができるかどうかで、単純作業ほど公式化がし易いですが、研究・商品開発は公式化は難しいです。また3は環境の多様化で、また経営者をチームで支える必要がある場合は、必然の流れです。それでは1はどうでしょう。

1は組織を情報処理機能と定義付ければ、環境が複雑になればなるほど、その複雑な環境を自分の中で処理するために、その複雑さに合わせて高度な機能を持たなければなりません。

しかし高度過ぎると、組織を作るにも維持するにもコストがかかります。単純過ぎると、コストはかからないですが、環境に十分適応できません。ちょうど良い組織の複雑さを求める必要があります。これが最少受容多様性です。

これは水平の複雑性、垂直分業に大別されます。
水平の複雑性はどのくらい細かく作業分担をするかという問題です。例えば、会社が小さいうちは経理部は財務的な仕事も兼務しますが、そのうち分けたほうが良いということも出てきます。

垂直分業は主に役職で考えると分かり易いですね。副部長、部長代理、課長補佐などというものです。ポストレスな場合に多いですが、必要になる場合もあります。

人間には管理できる限界があって、7~8人だそうです。100人いれば、組織が10以上になるということで、その長も10人以上だから、さらにその上に2人以上の管理職を置かねばならないということになります。

規模が大きくなって複雑というのはありますが、現在のますます高度になる環境によっても組織が複雑にならざるを得ないのです。