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人事制度に必要な”イデオロギー”

人事を考える際には、どういう人材を重んじていくかが問題となります。そのやり方は、「できるヒトを重んずる」というような単純なものではありません。会社ごとにその独自の”イデオロギー”(思想・信条)があります。人事制度における”イデオロギー”はどういうものがあるでしょうか。例えば、

1、 年齢主義 : 年齢が上なほど、経験が長いので正しい答えを出すだろうというもの。
2、 年功主義 : 勤続が長い間に、積み重ねてきた「功」を重視しようとするもの
3、 学歴主義 : 良い学校を出た人を優遇するというもの。
4、 資格主義 : 資格の有無で能力を判断しようとするもの
5、 身分主義 : 昔なら、貴族出身のみ採用、今なら地元出身のみ採用というもの。
6、 属性主義 : 性、宗教、人種で判断。今では全く無意味。
7、 人格主義 : 「あの人だったらついていこう」というヒトを評価するもの。
8、 能力主義 : 「やりそうだ」「いけそうだ」というもの。コンピテンシー。
9、 結果主義 : 目標を手段を問わず達成できたか見るもの。短期結果主義。
10、成果主義 : プロセスを重視するものも含める。長期結果主義。

どれも一長一短があります。どれを採用するということではなく、大事なことは、

どれをどう組み合わせていけば、その会社で一番良いやる気を上げられるかということです。

例えば1の年齢主義は、年齢を積む=能力が高まるという前提が必要です。それが崩壊すればある程度割り引かれてもしょうがないでしょう。9と10の結果主義と成果主義ですが、結果だけ!というのも、場合によっては自由度があって良い場合があります。学歴や資格も必ずしも頭でっかちではなく、裏には能力主義が隠れているのです。

どういうヒトを取るか、これは難しいですが、上記のような分類で、どういうヒトを欲しているのか分析できれば、採用も少しは楽になるような気がします。