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働かざるものは特権階級?
この本によると、階級の上下関係というものは、収入の量でなく、その財源らしいです。現在自分が稼いでいるものはそれがどんなに多額でも所詮は成金だそうです。
ではどんな富が価値があるのかというと、財源の古い財産です。つまり世襲の財産は労働の対価に勝るのだそうです。当人の能力に無関係な富こそ「特権階級」の証のようです。
だから労働の対償としての賃金は、上下関係のプライドとは無関係であると。そこで現在、どのようなことがいえるのでしょうか?
高給取りや、お金持ち≠人間的価値や、努力ということですね。ニートが増え、残業を厭うのも同じところから出ています。成果報酬制度がうまくいかないといわれているのもこういう意識が働いているのだと思います。
フリーターやニートの親御さんには「つまらない就職をするならニートで良い」という意見もあります。
つまり、カネだけでは、人は動かないという証拠なのかもしれません。生きがいを持って働ける、もしくは1ランク上の仕事ができるということなしには、もはや会社に対する忠誠心など持ちようがないところまで行っています。
それで必要なのは人事システムです。全ての社長さんや管理職がカリスマ性を持てればいいのですが、それを助けて、信賞必罰を確実にするのが賃金設計や人事設計などの制度です。しかしそんな制度をはっきり形にするところは少ないです。いや、たくさんあるのですが、知られていないのです。それが結局ニート問題や社会の閉塞感につながっているとすれば、これは残念なことですね。