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コンプレックスの心理学

人は誰でもコンプレックスがあります。押しつぶされない程度のものならば、何かを成し遂げるバネになるのですが、過剰だと成長の妨げになります。

そういう場合、身近な人に相談し、そのコンプレックスを乗り越える手助けをしてあげる必要があります。我々が知っているものは数多くあります。

○エディプス・コンプレックス : 子供の同性の親に対するもの。家庭内暴力、登校拒否。
○マザー・コンプレックス : 成人男性の母親に対するもの。
○シンデレラ・コンプレックス : 成人女性の理想的な男性に対するもの。
○ロリータ・コンプレックス : 成人男性の幼女に対するもの。援助交際など。
○カイン・コンプレックス : 兄弟間のもの。若貴兄弟の確執。
○白雪姫・コンプレックス : 母親の子供に対するもの。児童虐待など。

では、このようなコンプレックスに対し、人はどのような反応を示すのでしょうか?

1、会話の最中に出てきたある特定のキーワードに対する反応が長くなる。
2、相手の言葉をオウム返しにしたり、見当違いの返事をする。
3、話を茶化したり、苦笑したり、話題を変えようとする。
4、気づかないフリや、ソワソワと体を動かしたりする。

こういう場合には、相手のことを思いやって、素早く話題を変えることが必要です。誰しも、つらい体験や、一定の好みもあるはずなのですから。客商売ならなおさらのことです。もう一度強調しますが、誰でもコンプレックスはあるのです。人間関係を保ちたいなら、なるべくコンプレックスの刺激は避けましょう。