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”装甲型”老人の魅力

老いというのは何でしょうか?サクセスフル・エイジングつまり、退職前よりも活動的に生きるか静かに生きるかの選択をしなさい、どちらがあなたは幸福ですか?という理論があります。

しかしながら、最近は個人が選ぶというよりも、もっと社会に軸足を置いたプロダクション・エイジングという言葉が出ています。高齢者が社会の中でいかに生産的に生きるかという課題を1人1人が持って欲しい、というものです。

こりゃ良いと思いました。歩けない、認知症になったということでも、それを助けることで生きがいを持てる若い人がきっといるはずです。

さて、老年期のパーソナリティの5類型というものがあります。

1、円満型…前向きに老いを認める。未来に向けて希望を持つ。
2、安楽椅子型…受身かつ消極的に、老後は安楽に暮らそうとする。
3、装甲型…老化への不安から、活動水準をキープしようと重装備で固める。
4、憤慨型…老化を受け入れられず、他者を攻撃する。
5、自責型…過去に目が行き、人生失敗だったとクヨクヨするタイプ。

何だか上から下へ消極的になりますが、私の周囲には結構”装甲型”が多いです。高度経済成長を担ってきた方だからか、元気ですね。老化への不安も感じさせない、仕事のみならず、遊びや勉強も熱心です。

ある日突然ポッキリと…にならないとは限らない不安はありますが、お年寄りがよぼよぼとしているよりは、私は元気が出ますね。というよりはそういう方は既に”お年寄り”ではないような気がします。

上記のプロダクション・エイジングの方はこういう方が多いのではないでしょうか。老いを受け入れてと言うより、若者そのものと言う方が特に経営者に多いです。これから経営者が多くなる時代になると、ますます元気な老人が増えることになるのを期待しましょう!