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そこまでして働くの?

麻薬や覚せい剤は若者が面白半分にやっているというイメージがありますが、いい大人、それも社会の第一線に立っている人が使っている現実があるようです。

ここで思い出すのは、これらの「クスリ」は非常時には役に立つということです。「ヒロポン」といわれる覚せい剤は、戦時中、軍需用品として大量に生産されました。

戦闘機の搭乗員が負傷して、出血で意識も朦朧となったときにこれを服用して意識を回復し、基地に生還したという例は数多くあります。また、軍需工場等で働く労働者に服用させ、その薬効によって疲労の除去を図り、作業能力、生産能力を高めたと言われています。

しかし現在は戦時中ではありません。いくら仕事をするためといっても、覚せい剤はヤバイのです。内臓がボロボロになるし、幻覚症状などで頭がおかしくなります。自分1人がそうなるのならまだ良いですが、家族や周りの人に幻覚を覚えたとしたら恐ろしいことになります。

人間不元気なら不元気でイイのです。無理に元気にならなくてよいのです。問題はいつも元気でなくてはならないという回りの意識と、自分の観念です。元気になるまで1晩、1日、1週間、1ヶ月、1年でもゆっくりしたら良いじゃないですか。生きるために働き、そのために生命まで削るのは本末転倒だと、多くの人が気づいています。