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「自分を変えるきっかけ」2題

現在、「自分を変えたい」ブームですね。時代の流れかもしれませんが、変えるのもいい場合と悪い場合があります。

準ミス日本:金山梨紗さん、司法試験合格

これはいい場合です。司法試験に大学を休学して受からなくて、ではミス日本でも受けようかといって、準ミスになりました。偉いのはここからですね。タレントとしての活動の合間に司法試験勉強も続けてその年に通りました。勉強時間はすべっていた年度より随分減ったと思います。「自分を変えて」結果をゲットした好例です。彼女の前途は洋々と開けました。

岡崎女子大生殺人:被告の心理鑑定申請 名古屋地裁初公判

友人が一人もいない、進路について悩んでいる、では人でも殺せば変われるだろう、という考えです。人を殺すのも場合によってはワケがあったりしますが、この人の場合は通り魔のようです。何の罪もない若い女性が虫けらのように殺され、この少年は死刑ではないでしょうが、当分ムショ暮らしでしょう。前途は…少なくとも洋々ではありませんね。

両者の最大の違いは何でしょうか?

人に働きかけていくか、依存するかの違いだと思います。

司法試験に通らないなら、気分を変えて、ミス日本にでも出てやろうと、自分にとっては落ちても元々です。いい結果ならうんとプラスです。人に働きかけるとは自分中心に考えるとそういうことです。

依存する場合はどうか?悩んでいるのは司法試験の人と同じです。では気分を変えて、人を殺してやろうと、自分にとっては殺そうと思って殺さなければ元々で、殺すとうんとマイナスです。人に依存するというのは、実行すると、自分か相手か両方がマイナスになることを言うのです。

「自分を変える」には人に働きかけていきましょう。人にプラスになることを提案していきましょう。依存せずに、ダメならさっと引きましょう。1勝10敗くらいなら、劇的に人は変わると思います。