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特定社労士「抽選合格」

特定社労士とは、来年度から始まる制度です。現在、労使紛争への介入は、弁護士でない社労士はあっせんのみできることになっていますが、来年からはこの「特定社労士」のみがやることになります。

この春からその講習と試験を受けるための抽選が始まり、私も応募しました。しかしこの第1回の応募は希望者が多く、見事に外れまして、4~6月の講習を受けられませんでした。

この抽選は批判が多く、社労士会にちゃんと会費を払うのはもちろん、役員まで勤めて真面目にやっている意欲の高い方まで落ちる、つまり門前払いされるという悲劇のハナシを方々で聞きました。

春の抽選に「落ちた」以後、「それでも応募する意欲があるか?」というハガキが来て、「大いにあります!」と返事を出して3ヶ月ほど経ったでしょうか。忘れた頃に昨日「ご受講が確定しました」という「抽選合格」の書面が来たのです。合格と勝手に称しましたが、要は研修の席を確保しましたよ、というコトです。

春は希望を持って、セミナーに行ったりして大いに勉強していたのですが、抽選に洩れて以後はご無沙汰でした。しかし俄然やる気が出ましたね!大いに特定社労士になってやるぞ!と奮い立っています。

その内容は社労士の専門である労働法関連の他に、倫理や憲法、民法が入ってきます。労働法関連も労働契約や労働条件、個別労働関連法制など、コンサルとしてよりは「仲裁者」としての性格の濃い勉強になります。

講義もただ聞けばいいというものではなく、グループ学習やゼミナールがあり、自分から意思を発信することを求められます。抽選から落ちた後出た、特定社労士の実態を知るセミナーなどの体験が生きると思います。

この夏からは人事制度作成の講習に出ますが、それが終わった後の目標はこの特定社労士試験です。顧客拡大が波に乗ってきた今、年末まで「戦時体制」が続きそうです。