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スキルアップ支援コース

産業雇用安定助成金 スキルアップ支援コース


★どんな助成金?

労働者のスキルアップを在籍型出向により行うとともに、当該出向から復帰した際の賃金を出向
前と比して5%以上上昇させた事業主(出向元)に対し、当該事業主が負担した出向中の賃金の
一部を助成するものです。

★いくらもらえる?

以下のいずれか低い方の額×中小企業2/3。大企業1/2
・出向労働者の出向中の賃金のうち出向元が負担する額
・出向労働者の出向前の賃金の1/2の額
上限は1人1日当たり8,355円 (1事業所1年度あたり1,000万円まで)
(1人あたり1回まで)

★受給のポイント

出向前に計画届を出すところから始めます。重要なのは出向させる人材の人選や期間の他に「出向先の会社で何を学ぶことができるか?」です。それを「スキルアップ計画」の書面に記載する必要があります。出向契約書などで条件を確定し、期間は1年までです。

出向労働者の賃金については、出向前の賃金以上の額であることが必要で、出向後賃金を引き上げるコトが要件になっているからです。出向復帰後、能力が高くなっていなければならないからです。

出向先がない場合は、全国47都道府県に設置した産業雇用安定センターで斡旋してもらえます。ハローワークや経済団体等と連携しながら、企業間の出向のマッチングを無料で行っています。

出向元の「生産量要件」はありませんが、出向元の雇用量要件は次のいずれかに該当する必要があります。ただし、Bにより比較するのはAにおいて比較する3か月間がない場合に限ります。

A 雇用指標の最近3か月間の平均値が1年前の同じ3か月間の平均値に比べ、大企業の場合は5%を超えてかつ6人以上、中小企業の場合は10%を超えてかつ4人以上減少していないこと。

B 雇用指標の最近1か月の値が、計画届を提出した月の1年前の同じ月から計画届を提出した月の前々月までの間の適当な1か月の値に比べ、大企業の場合は5%を超えてかつ6人以上、中小企業の場合は10%を超えてかつ4人以上減少していないこと。