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中小企業人材能力発揮奨励金

「キバン」助成金によく似た助成金です。IT化等、必要な人材を新たに雇い入れるための設備の設置又は整備のための助成金です。

★ どんな助成金?
都道府県知事の認定を受けた改善計画に従い、雇用する労働者の能力を高め生産性を向上させ、労働者の職場への定着を促進するためにIT化等を活用して雇用環境の高度化を図るための設備投資を行い、新たに必要な人材を雇い入れた場合に、当該事業に要した費用の一部を助成します。

★ いくらもらえる?
1人雇った場合
労働者20人以下(卸、小売、サービスは5人以下)の事業主:要した費用の3分の1(上限額1,500万円)
上記以外の事業主:要した費用の4分の1(上限額1,500万円)

2人以上雇った場合
労働者20人以下(卸、小売、サービスは5人以下)の事業主:要した費用の2分の1(上限額1,000万円)
上記以外の事業主:要した費用の3分の1(上限額1,000万円)

★ 受給のポイント

1) 雇用保険の適用事業主となっていること。
2) 2期以上の決算を実施した事業主であること。
3) 1年以内に設備の設置又は整備を行い、併せて奨励金の対象となる労働者を1人以上雇い入れる事業主であること。
4) 厚生労働大臣の定める基準を満たす事業主であること。
5)実施計画申請書の提出日の翌日から完了日までの間に、生産性向上に資するための設備の設置又は整備に要する費用を100万円以上負担する事業主であること。
6) 当該認定中小企業者等における常用労働者数が減少していないこと。
7) 労働者が年収240万円以上(ボーナスを除く。)の賃金で雇い入れられる者であること。

業種によりますが、ある程度の時間が経った企業なら、設備投資300万円のところが100万円、人件費年額350万円のところが240万円になるなど、やや要件が緩和されています。しかも額も大きくなる場合が多いのです。