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退職金制度は必要なのか?
制度を変える、又は廃止するとどのような影響が出てくるでしょう。
例えば以下のような社員の退職金を廃止して、年俸制に
改めるとしましょう。
幹部 基本給 役職手当 家族手当 給与総額 年間賞与 退職金掛金 年間賞与
350,000 40,000 20,000 410,000 1,500,000 10,000 6,540,000
↓
年俸制を採用して、賞与なし、退職金なしに変更
基本給 545,000×12
するとどういうことになったでしょうか?
この幹部の方のみならず社員の方全員がこういうようになります。
・ウチは時間外手当が出ない。 ・ウチは家族手当すら出ない。
・ウチは賞与がない。 ・ウチは退職金すら出ない。
その結果は、社内の雰囲気の悪化、優秀な従業員の退職につながります。
退職金を廃止すればドンブリになるだけです。
低くてもよいので、退職金制度は一時金制度として残すべきです。
ドンブリ=何々「込み」という表現です。
役職者になって何々「込み」というのはトラブルの元です。
給与明細とは一種の見積もりです。内訳を表示するために手当があります。
それをなくしてしまうと「家族手当も出さない血も涙もない会社」ということになります。
年俸制というのはそういう名前の「ドンブリ」と考えた方がいいでしょう。