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考え方を根本から変えるには?

ものの見方、考え方を変えることを自由自在に行えれば、その会社は時代に遅れることもないでしょう。しかしそう簡単には行きません。人間過去の成功体験など、人間ある程度すがるものがないと生きていけないからです。

これは言い方を変えればよいと思います。「新しいことをやろう!」と知識を与える、これだけで良いのです。「変革だ!変えろ!」では何を変えていいのか分かりません。生きている現状も否定するのは良くありません。

知識を得た上で、よし!それでやろうと態度を決め、決定し実行、そして固定して考え方は固まるのです。「新しいことをやろう!」という知識の与え方は、研修する、直接説得するのが一般的ですが、以下のようなやり方もあります。

1、無理やり体験させる
「いいからだまされたと思ってやってみろ」のやり方です。子どもの食わず嫌いを直すには、「一口食べてごらん」というのが良いのです。無論「ほーらおいしいだろう」という演出も必要です。

2、リアリスティック・イノベーション・プレビュー
ネアカな情報だけでは人は信用しません。真実ではないからです。ここで厳しいことをしっかり言うことが必要です。しかしただ「厳しい厳しい」というだけではダメなのです。厳しいがしかし、「大丈夫だよ」この一言が重要なのです。

こうしたやり方を経て、知識が受け入れられ始めたら、後は態度→決定→実行→固定と、プロセスをたどれば良いのです。制度に関することのコミュニケーションには左脳も必要ですが、右脳も含めた感情も含めた合理主義であるべきです。