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UIJターンコース

早期再就職支援等助成金 UIJターンコース

東京圏(東京・千葉・埼玉・神奈川の一部)からの移住者を雇い入れた事業主に対して助成します。

★ どんな助成金?

内閣府の地方創生推進交付金を活用し、地方公共団体が実施する移住支援制度を利用して

Uターン(生まれ育った地方⇒都心⇒生まれ育った地方)
Iターン(生まれ育った地方⇒都心⇒他の方角の違う地方) 
Jターン(生まれ育った地方⇒都心⇒生まれ育った地方にやや近い地方)
 
をした者を採用した事業主に対し、厚生労働省もその採用活動に要した経費の一部を助成するというものです。東京圏以外の地域または東京圏でも「条件不利地域」に所在する事業所で、一定条件の労働者を1人以上雇い入れた場合出ます。

★ いくらもらえる?

対象経費
・募集・採用パンフレット等の作成・印刷経費
・自社ホームページ・自社PR動画の作成・改修経費
・就職説明会・面接会・出張面接等の実施経費(オンラインによるものを含みます)
(出展料、会場借料、採用担当者の旅費・宿泊費、使用資料の作成・印刷・送料費用など)
・外部専門家(社会保険労務士、中小企業診断士、民間有料職業紹介事業者等)による
コンサルティング費用

【助成率】 中小企業事業主は、1/2 大企業は1/3(いずれも上限 100 万円)

★ 受給のポイント

地方の企業で移住者を雇用したい、という会社が、地方公共団体が開設・運営するマッチングサイトに求人を出し、応募してくる方を雇用し6ヶ月経つことが必要です。

どんな労働者が対象?

・東京圏からの移住者であること 移住直前に、連続して5年以上、東京圏(条件不利地域を除く)に在住し、かつ、東京23区に通勤していた方。移住支援金の受給者であること。

移住支援金・・・デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ(移住・起業・就業型))を活用して、地方公共団体が移住支援事業・マッチング支援事業として実施する、東京圏からの移住者に対して支給する支援金のこと。個人がもらうものです。

・新規学卒者および新規学卒者と同一の採用の枠組みで採用された者は除きます。またすべての対象労働者が雇入れ日から6か月以内に離職した場合(離職理由は問わない)は、受けることができません。

・雇入れ当初より雇用保険の一般被保険者または高年齢被保険者として雇い入れられた者であること

・地方公共団体の移住支援事業・マッチング支援事業への登録が済んでいない場合でも、採用計画書は提出することができます。ただし、本助成金の支給にあたっては登録が必要です。

★ 流れ

1 計画書の提出

採用活動および雇入れを行う前に、「計画書」に必要な書類を添えて管轄労働局又はハローワークへ提出します。 (計画の始期を提出日から起算して1か月を経過した日から2か月以内で設定)その計画期間(6か月以上12 か月以内)に対象労働者を雇用することになります。

2 支給申請書の提出

計画期間の終期の翌日から2か月以内に「支給申請書」に必要な書類を添えて管轄労働局又はハローワークへ提出します。

★ まず何をするか?

地方の企業で移住者を雇用したい、という会社が、地方公共団体が開設・運営するマッチングサイトに求人を出すことから始まります。

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