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国民年金強制徴収

国民年金保険料 都内で強制徴収急増 差し押さえ全国の8割

やれやれ、実際いろいろ言われていたことが、実行されているようですね。税金なら「マルサの女」のようにカッコいい役どころですが、保険料はどうでしょう。憲法でいうところの「納税の義務」の”税”に保険料も入ってくるような感じです。

大富豪の邸宅ならともかく、なけなしのフリーター(私もそうだったことがある)の家に、スーツでびしっと固めたイジワルなオジサンたちが大勢入って、執行証書を示し「国民年金の強制徴収に当たる!」と宣告して、せんべい布団だの、パソコンだの根こそぎ持っていく、というようなことをしているのでしょうか。

そもそも年金というのは、福祉のはずですが、「押し付けの福祉」は「押し付けの親切」にも似て嫌な感じがしますねえ。俺が親切にしてやろうというのに何だ!というのは時によってはありがたいですが、大部分は不快なものです。

しかし、やっぱり、障害を負ったり、老後に食い詰めたりすれば、社会全体に被害が出るのは当たり前です。そうならないように国が責任を負うのはこれも当然の話です。

ではこういう「ふんだくる福祉」をどうするべきなのでしょうか。

悲しいことながら、ふんだくってでも保険料を徴収する構図は、なくしてはならないと思います。しかしそれは「保険料」であってはならず、「税金」であるべきです。例えば保険料の分を消費税で賄うようにすれば、払わないということは0になるでしょう。なぜ福祉を強制的に押し付けるのか、という理由が必要です。

大事なことは、この日本は死体やガイコツがゴロゴロ転がっているような国ではないし、かわいそうな人がむごたらしく死んでいくのを傍観して平気な国でもないということです。これまで先人は、戦争や病気のたびにそれを克服する様々な対策をなしてきました。その動機はやっぱり「気の毒で見ていられない」という感情に基づくものだったと思います。

この年金の強制徴収は、社会が個人に社会への絆を確認する愛情だと思うことにします。あとはこの保険料を無駄遣いしない様に当局に願うとともに、それを我々国民が監視するのを怠らないようにするべきです。