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年金の仕組みとは?
厚生年金は現在、年収の約14%の保険料で賄われ、1年ごとに上がり、最終的には18%になることになっています。ところが今日、保険料15%でもリタイヤ前の賃金の40%をカバーできるではないか、という研究結果が出ました。
現在の厚生年金保険料は、将来の年金給付水準をモデル世帯(夫サラリーマン、妻専業主婦)で、年収の50%を確保できるように設計されています。その結果、平成29年までは、厚生年金は値上がりに次ぐ値上がりを続けることになります。
老後に必要な金額は様々な説が出ていますが、今回の試算は老後は40%の収入でも大丈夫、という説の上に立っています。しかし長生きのリスクだけは神ならぬ身では分かり兼ねます。そこが少子化や財政上の問題に並ぶ、年金への将来的な不安のもととなっています。
今の年金制度は、「これだけ必ず金を出せ。でも将来は知らないよ」という制度になっています。そういうことを言われれば、誰でも腹が立つでしょう。たとえ給付が減ったとしても、それが自己責任であればどうでしょうか?少なくとも国への不信感は軽減されるのではないでしょうか?
現在一律のエスカレーターのような人生を送ることが難しくなりつつある今、「払わなかったからもらえない」は当然としても、「払ったのにもらえない」が助長されることが、年金問題の諸悪の根源です。
結局年金制度は「積み立てた分もらえるよ」という方式にせざるを得ないと思います。そのためには、老後に必要とされる金額をなるべく低く見積もること、つまり支払いへのハードルを低くすることで、抵抗感を和らげること、15%払わないと全部非合法、というのでなくて、10%でも払えば良いじゃないか、しかし老後はそれだけ厳しくなるよ、という自己選択の余地を入れるべきだと思います。
国民年金では全額免除、一部免除と言う形でこういう仕組みが既に現実化しています。経過措置で複雑になった年金制度ですが、こういう複雑さは、むしろ歓迎すべきではないか、人生を個別に診断できる仕組みづくりで納得できるものが出来上がるなら、いくらお金と手間がかかってもいいと思うのは私だけでしょうか?