« 地震が起こったときの給付 | メイン | 家康の健康法 »
南の島の社会保険
南の島、バヌアツ共和国の社会保障は、一族で助け合い、自給自足が可能なところから、日本ほど発達していません。思ったより障害者が多いのですが、彼らはちゃんと一族に養われています。しかし、首都ポートビラを中心とした経済活動のあるところ、厚生年金と労災を合わせたような社会保険は存在します。
厚生年金+労災で保険料として賃金の6%を払います。ただし3%ずつ労使折半。安くて良いですね~支払い義務や届出義務は事業主です。ここは日本と似ていますね。50歳過ぎると年金として支給されますが、年金不信は日本より甚だしく、事業主に保険を控除してくれるなとおおっぴらに要求する労働者もいます。そのくせ退職すると年金に入れてもらえなかったと労働基準監督署に垂れ込むのです。監督署は「レイバン」(laborか?)といわれています。
女性の労働者が妊娠すると事業主は3ヶ月間それまでの給料の半分の保障をしなければなりません。日本の労働基準法に似ていますが、保障を政府がする出産手当金はありません。特に中国人の事業主は妊娠が分かると首にしてしまいます。それでも問題にならないのは、この国の相互扶助の習慣でしょうか。
個々の家庭が農業で自給自足するような国では、「社会保障」という言葉自体、「は?もったいぶって何言ってんだ?」という感じです。法律というもの自体、ギスギスした状況を平らかに収めるものです。そんな状況のない南の島には、「法律」など個々の頭の中に入っているものであって、六法全書など要らないのかも知れません。